部族民通信ホームページ   投稿2025é年1月13日  開設元年6月10日
主宰蕃神(ハカミ)義男        部族民通信  ホームページに 哲学のページに   
Hyppoliteの教訓、ラカンへの哲学指導  
 
ラカン節炸裂のセミナー
(1955年1月高等師範学校の階段教室)
 

2025114日)ジャック・ラカン(精神分析学1901~81年)は著作を残していない。セミナーを開催して速記録が残った。弟子ミレールが編纂し1970年代から出版され,全19冊が刊行された。その2巻目、日付は1955112日、セミナーに参加していたHyppolite(ドイツ観念論、とくにヘーゲルの仏語圏への紹介者。部族民通信は彼の仏語訳になる「精神現象学」を昨年9月からYoutube投稿している)とラカンのやり取りを、本動画で「肩のこり」をほぐすために投稿する。

Hyppoliteの発言は教訓です;

1ヘーゲルは様々に解釈されている。ハイデッガーの解釈もありうる(彼とヘーゲルの思想は真逆ですが) 2各自各様の解釈ながらその骨子は畢竟、絶対知savoir absoluは誰なのか、何なのかーに尽きる 3ここで自説を開陳するHyppolite。絶対知は弁証法のすべての局面に「潜在immanent」している。弁証法が究極にある特異点に収斂するのは、絶対知があらゆる節目momentに浸透しているからだよ~

4 Hyppoliteはナポレオンを例に挙げる。ナポレオンのイエナ入城、目撃したヘーゲルは「世界精神が馬に乗っている」と感激した。世界精神とは絶対知です、ヒトの歴史の究極にナポレオンが馬に乗って現れた、ヘーゲルは自説の正しさが眼の前に行軍する様を確認した。

最終の5は:ヘーゲル思想は「絶対知も世界精神もモノ世界に存在する。あらゆる節目(弁証法の肯定・否定・統合)は絶対知に支配される。弁証法は宇宙を究極に特異点で収斂する」。でもこれってマルクスです。サルトルもこんなこと言っていた。 

ナポレオンとヘーゲルの邂逅、この「世界史的出来事」を視覚化した絵画(右)も引用し本動画をまとめた。

本動画リンク https://youtu.be/RaDZlz6n-qE

 
ナポレオンとヘーゲルの邂逅
世界史的出来事は1806年
イエナ城内
クリック拡大
   頁トップに戻る