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本書は後半163頁から舞台を北アメリカに移す。構成は
第4部 Les petites filles modèlesお手本のような少女たち
I お嬢様であるときQuand
on est demoiselle II ヤマアラシの教えLes
instructions de porc-épique
第5部 オオカミのようにがつがつとUne
faim de loup
I 困難な選択 L’embarras
de choix II マンダン風臓物料理Un plat de tripes à la mode mandan
第6部 均衡 Balance égale I 10個1組 Les décades II 三つの服飾品Trois parures
第7部 生きる知恵の規則Les
règles de du savoir-vivre
I 傷つきやすい渡し守Le passeur susceptible II 料理民族学小論Petit traité d’ethnologie
となります(章題名は邦訳本「食卓作法の起源、渡辺ら訳」から拝借)。4,5部は前の1,2,3部と合わせて「文化形成」なのだが、6,7部はおもむきが異なり、「非周期性、文化の破綻」を主題とするので、別投稿で扱う。
写真1(同書168頁から)に主たる先住民とかつての居住域が表されています。

図の右下から左に上がる曲線がアメリカ西部を潤すミズーリ川です。民族名Blackfoot,
GrosVentre, Cheyenne, Hidatsa, Mandan, Arapahoなどが本書引用の神話群を伝承していた部族です。ロッキー山脈の東側に位置します。

図2(190頁)で北米大陸全体での部族配置が明瞭に見えとれます。
ロッキー、プレーンズ、プレーリーの位置関係が分かります。地誌をひもとくとロッキーが岩山なのは字義とおり。プレーンズとは乾燥、タケの低い草の繁茂。プレーリーとはより湿潤、草タケはより高いをもって区別するが基準。両地域ともに森林、高木は育たないと勝手解釈しました。プレーンズは大平原、プレーリーは大草原と覚えるらしい。

神話で活躍するカナダヤマアラシ(Porc-épic)の分布図です。この齧歯類は木登りが得意で住みかは大木の木穴。分布図では北方(カナダ)の森林に居住し、ロッキー山脈沿いに南に広がる。神話の担い手の部族は大平原、大草原で前述「高木は育たない」、ヤマアラシを普段見かけない 、その分価値が高い。本書の素材の一つとなります。
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