部族民通信ホームページ   投稿2023é年10月15日  開設元年6月10日
主宰蕃神(ハカミ)義男        部族民通信  ホームページに 神話学のページに    
食事作法の起源L’origine des manières de table 4 北米部族 ヤマアラシ紹介   
   

本書は後半163頁から舞台を北アメリカに移す。構成は

4部 Les petites filles modèlesお手本のような少女たち

 I お嬢様であるときQuand on est demoiselle II ヤマアラシの教えLes instructions de porc-épique

5部 オオカミのようにがつがつとUne faim de loup

 I 困難な選択 L’embarras de choix II マンダン風臓物料理Un plat de tripes à la mode mandan
6部 均衡 Balance égale  I 101Les décades II 三つの服飾品Trois parures

7部 生きる知恵の規則Les règles de du savoir-vivre

I 傷つきやすい渡し守Le passeur susceptible II 料理民族学小論Petit traité d’ethnologie

となります(章題名は邦訳本「食卓作法の起源、渡辺ら訳」から拝借)。45部は前の1,2,3部と合わせて「文化形成」なのだが、6,7部はおもむきが異なり、「非周期性、文化の破綻」を主題とするので、別投稿で扱う。

 

写真1(同書168頁から)に主たる先住民とかつての居住域が表されています。




図の右下から左に上がる曲線がアメリカ西部を潤すミズーリ川です。民族名
Blackfoot, GrosVentre, Cheyenne, Hidatsa, Mandan, Arapahoなどが本書引用の神話群を伝承していた部族です。ロッキー山脈の東側に位置します。



2190頁)で北米大陸全体での部族配置が明瞭に見えとれます。

ロッキー、プレーンズ、プレーリーの位置関係が分かります。地誌をひもとくとロッキーが岩山なのは字義とおり。プレーンズとは乾燥、タケの低い草の繁茂。プレーリーとはより湿潤、草タケはより高いをもって区別するが基準。両地域ともに森林、高木は育たないと勝手解釈しました。プレーンズは大平原、プレーリーは大草原と覚えるらしい。






神話で活躍するカナダヤマアラシ(
Porc-épic)の分布図です。この齧歯類は木登りが得意で住みかは大木の木穴。分布図では北方(カナダ)の森林に居住し、ロッキー山脈沿いに南に広がる。神話の担い手の部族は大平原、大草原で前述「高木は育たない」、ヤマアラシを普段見かけない 、その分価値が高い。本書の素材の一つとなります。





































 

カナダヤマアラシ

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