部族民通信ホームページ 投稿 令和7年12月2日  発足開設元年6月10日
 
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蕃神(ハカミ)義男
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野生の思考La pensée sauvageまとめ  
   

この頁はYoutube人類学講座2025年12月2日に投稿した動画の説明文です

2025122日)1012日から始めた「野生の思考」La Pensée sauvageレヴィストロース著、Youtube講座は計6回を数えました。その締めくくり「まとめ」を投稿いたします。今回は2020年の草稿(HP及びYoutubeに掲示)を大幅に変えています。20年版は野生の思考の理性活動の分野ごとの紹介でした。例、分類ではXX族は植物に数百通りの命名を記録する、言語では個別語が多い...今回25年版は理性分野の「原理」の解説です。 野生の思考の根源に科学がある、その科学を「具体科学」と(レヴィストロースは)規定した。具体とは対象(モノ)の具体性となります。モノが具体とは「主体」であり「自律」でもあります。モノはもの自体の思考、意思で活動する。「在るがままの」外見で、それがモノの真実です。例として「雷」、具体科学ではそれは主体であって、活動場、時間、発生理由などは雷自身が決める。近代科学ではモノは客体、属性に支配されるので、雷の属性とは温度、湿度、風向きで、それらが発生と終息を支配する。こうした思考手順の食い違いが、先住民と文明人の思索活動の差として現れている。しかし思索しモノを見極めるー宇宙森羅を極めるの科学思考は同等です。 今回は分野ごとの思考の様を、この原理(モノは主体)から解き明かした(つもりです)。 具体科学の起源は新石器時期、野生植物を農耕作物に改良する、獣を家畜に馴化させるーなど新石器時期に開花した科学技術は、今で言う処の「ビッグデータ処理」といえる。この追求を通し思索活動を体得し、モノの解明に近づいた。 思考の根本原理は前述「モノは主体」。その究極にプトレマイオス天動説を挙げた。また世界観とは言語分類では概念分断(découpage conceptuel)を提唱する。従来の個別・抽象語の色分け(先住民と文明人を分離する)排し、両者の言語、世界観に連続性を持ち込んだ。他に因果律、思考活動にもページを割いている。 本動画で用いた講義資料(パワーポイントのPDF)は部族民通信HP www.tribesman.net に掲載している(Index頁から人類学の頁に跳んでください)




 



Youtube投稿6まとめ
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