部族民通信ホームページ   投稿2025é年3月30日  開設元年6月10日
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子は親を選べない、だから自分を選ぶ。出生コホート考
紹介文

 
   (2025年3月24日)「出生」コホートとは特定の年、週を選び、その期間に「出生」した(原則全員の)子の生活を追いかける。英国が先んじて19463月の出生子の調査を嚆矢とし、これまで5回、7万人の出生児を巻き込んだ人生調査を実施している。

部族民(蕃神義雄)は子達の小学校の成績推移を興味深く読んだ。子を4のパターンに分け 1中流階級出身の優秀な子 2労働者階級で凡庸な子。小学校に入学後もそのままの成績、良好不振を続ける。3は労働者階級で優秀な子 4中流階級で凡庸な子の学業成績は、3は学年が上がるに連れ下降する。4は上昇する。これを示す表はファインスタイングラフと知られている。

(元本の)ライフプロジェクト著者ピアソン女史は親の教育関与の差で11歳(子の人生を決める「選抜試験」の年齢)前に逆転が発生すると分析している。

本書の伝えかけは「蛙の子は蛙」のみではない。鳶が鷹を生むも伝えている。この例と日本のN(未成年ながら死刑判決を受け執行された)の例を比較。片方は節目で前向きに選択した。一方は刹那的、後ろ向き選択を続けた。選択での前向きか後ろ向きのかの発動因はなにかを訊ねると、レヴィストロース構造人類学にたどり着く。彼は « Le même naît-il du même ou de l’autre » 人はそれ自身から生まれるか、他人から生まれるか?と問いかけている(オイデプス神話のオイデプスは誰から生まれたか?の質問)。

レヴィストロースの答えは「人は己から生まれる」。ここで部族民、恥ずかしながら合点がいった。その選択が前向きであろうと後ろ向きでも、その青年には発動も結末も見比べようがない。彼は「自分を選ぶ」のだから。

子は親を選べない、だから自分を選ぶ。出生コホート考 下の紹介文

2025327日、前回324Youtube投稿)に続く下。人は土から生まれる、古のギリシャ人がこの伝承を伝え、オイデプス神話につながった(ギリシャ神話を専門とする方の見解をレヴィストロースが賛同する)。土から生まれたならば、人には親はいない。人の生まれは女の股から落ちるのが実際であるにしても、それはきっかけで人の後々の人生、生き様とは無関係となる宇宙論が展開される。

人の土生れは、時空隔たる北米先住民プエブロ族神話でも謳われる。邦国の産土ウブスナとは「砂から生まれる」の意味であれば、広範に伝わる信条なのかもしれない。

なお本稿は蕃神の描き下ろしになるが、Youtube動画は部族民通信創始の渡来部が取りまとめ出演している。蕃神はとある事情で公開されるを好まないから、動画出演は避けている。皆様にはご理解を願う。

 さらに詳しく パワーポイント(PDF化) ショートムビー上 Youtubeムビー上サイト内移動FHD画面

上のYoutube動画リンク https://youtu.be/KlCV0dTXB3w
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ショートムビー下、中断後の動画サイト内移動FHD画面
 Youtubeムビー
下の動画リンク https://youtu.be/mK7kRhFQnNQ

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この投稿は構造人類学の神話の構造(Youtube、ホームサイト)の過去投稿(2023年3月)の続きです。そのYoutube動画リンク https://youtu.be/5PaCqaosYdk 
そのHPのt頁はさらに詳しく










本書からファインスタインの図
クリック、手書き図拡大





 
ライフプロジェクト、ピアソン著
邦訳版はみすず書房
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